大人用の食事ダイエット法。炭水化物抜きはNG?

大人用の食事ダイエット法。炭水化物抜きはNG?

50代からは無理な糖質制限や炭水化物抜きはNG

ダイエットといえばまずは炭水化物を抜こうと考える人は数多くいると思います。

「炭水化物抜きダイエット」や「糖質制限ダイエット」というワードはよく聞きますよね。

実は50代女性はやるべきでないというのです。

「炭水化物抜きダイエット」をすると、脂肪を糖分の代わりにエネルギーにするので、体脂肪自体は減りやすいですが、低血糖状態になります。

低血糖状態になった体はホルモンバランスが崩れやすくイライラがつのる結果に。

更年期はただでさえホルモンバランスが不安定な状態。

低血糖になることでさらに拍車をかけてしまいます。

炭水化物の代表格であるお米は、腸内環境を整える善玉菌のエサとなるオリゴ糖が豊富。

お米を適度に摂る方が便通もよくなり、体の調子も整うのです。

たんぱく質を食事で増やす!栄養素を大事に

50代女性が摂るべき1日の摂取カロリーは1500~1600kcal。

ただ、摂取カロリーを低くすれば良いわけではなく、栄養素を重視することが大事。

仮に2000kcal摂ったとしても栄養バランスがキチンと整っていれば太りにくくなるんです。

アラフィフ女性が積極的に摂って欲しい栄養素第1位は「たんぱく質」。

ただでさえ加齢で筋肉が落ちているので、筋肉の元となるたんぱく質は欠かせません。

それにたんぱく質は筋肉だけでなく細くなりがちな骨や髪の栄養素にも。

日本人女性のたんぱく質を摂るべき量は1日当たり50g。
これを1日3食で割ると、1食当たりのたんぱく質量は、約16.7g必要ということに。

たんぱく質は豆や卵、乳製品、肉や魚などに多く含まれているため、朝昼晩の食事に1つプラスすればOK。

例えば、朝食のトーストはチーズを乗せてチーズトーストにしたり、昼食はそばに温泉卵や納豆をプラスするなどなど。

ちょっとした細かい意識で大きく変えることができ、夕食はお肉やお魚などメインディッシュとして、しっかりたんぱく質を摂取しましょう。

たんぱく質の種類と必要性

たんぱく質と聞くと、肉や魚や乳製品などに含まれる動物性たんぱく質を思い浮かべる人が多いかと思います。

それ以外にも豆や豆腐などの植物性たんぱく質も実は重要。
肉などには含まれていない重要なビタミンやミネラルが含まれていて、繊維質も豊富なので便通のために欠かすことはできません。

しかし、必要以上にたんぱく質を摂ると、過剰な分は脂肪となって体内に蓄積されてしまいます。
そこから体重増加につながってしまう恐れがあるので、適量をとるようにしましょう。

多く摂ればいいという訳では無いということです。

また、閉経後は骨粗しょう症のリスクが高まり、骨の形成に一役買うカルシウムも大切。

乳製品以外では、小魚やほうれん草などに多く含まれています。

不足分は、サプリメントで補うとなお良し。
加齢で衰えた排泄力を高めるにも、腸内環境を整えてくれる食物繊維も意識してみてくださいね。

では良きダイエットライフを。