口臭をセルフチェックする方法

口臭をセルフチェックする方法

口臭でやっかいなのが、自分のニオイが自分ではわからないこと。
これは、自宅のニオイが自分ではわからないのと同じ原理で、人は慣れたニオイには気づきにくいもの。

口臭は、「他人が嗅いで不快に思うニオイ」。自分に口臭があるかどうかを知るには、親しい人に嗅いでもらうのが一番ですが、なかなかそうもいかないので、以下の4つの方法で自分の口臭をチェックしてみましょう。

コップを使ってチェック

コップの中に息を吐いてフタをし、いったん深呼吸してからにおいを嗅いでみて。息の匂いが気になっている人にはかなり有効なチェック方法です。

ビニール袋でもできますが、その際は袋自体にニオイのない物、なるべく小さな袋を使ったほうがわかりやすいでしょう。

舌をチェック

健康な人の舌はピンク色をしていますが、舌の色が黄色や白くなっている場合は、口臭がある可能性があります。

コットンやティッシュで優しく舌を拭き取り、においを嗅いでみましょう。

手を舐めてみる

自分の手を舐めてしばらく乾燥させると、口臭に近いニオイがすると言われ、それは周りの人が感じている口臭に近いとされています。

フロスや歯間ブラシでチェック

デンタルフロスや歯間ブラシを通した後に、そのニオイを嗅いでみて。

それが臭いと感じたら口臭がある可能性もありますし、虫歯や歯周病が原因の場合があるので歯科医院を受診するようにしましょう。

これらの口臭セルフチェックをして、自分の口臭が臭うようであれば適切な対策が必要です。

口臭を防ぐポイント3つ

毎日の歯磨きをしっかりする

口臭を防ぐにはやはり毎日の歯磨きが最も大切。食べかすや歯垢(細菌の塊)などの汚れをしっかり取り除きましょう。

特に歯垢の残りやすい奥歯の噛み合わせや、歯と歯茎の境目、歯と歯の間も丁寧に。

ただし、歯ブラシだけで取り除ける歯垢は全体の60%ほどなのでデンタルフロスや歯間ブラシを使い清掃するようにします。

マウスウォッシュを使う

デンタルリンスやマウスウォッシュは口の中を爽快にしてくれるだけでなく、口臭の原因を洗浄・除菌して口臭を防ぐ効果があります。

寝ている間は唾液の分泌が減り、細菌が繁殖しやすいため寝る前に使用するのもおすすめ。

殺菌作用があるデンタルリンスなどが効果的です。

舌苔を除去する

口の中の細菌が住みついている場所は歯だけではありません。

舌には「舌乳頭」という細かい突起が無数にあり、この突起の間に細菌の住処があり、食べかすや口内の古くなった粘膜を餌にしています。

これらがこびりついている「舌苔」を除去することも口臭予防には大切。

歯ブラシや舌ブラシを使い奥から手前にゆっくり動かして清掃しましょう。

ただし、舌はデリケートなので力を入れすぎたり過度にやりすぎないように1日1回を目安に汚れが気になった時に行う程度で十分です。

自分の口臭が臭っているのではないかと気になるものですが、日々の丁寧なブラッシングやオーラルケアを行い清潔に保つようにしていればあまり気にする必要はありません。

虫歯や歯周病などの病的な原因は歯科医院を受診するようにしましょう。