葉酸サプリを選ぼうと思っても、商品ごとに配合成分や価格、飲む粒数が違うため、どこを見て選べばよいのか迷うことがあります。
「葉酸400μg」と書かれている商品は多いものの、それだけで判断してよいのか、鉄やカルシウムも入っていた方がよいのか、成分表示の見方がわかりにくいと感じる方もいるのではないでしょうか。
葉酸サプリを選ぶときは、葉酸の配合量だけでなく、1日あたりの摂取目安量、葉酸以外の成分、続けやすさ、ほかのサプリとの重複まで確認することが大切です。
この記事では、葉酸サプリを選ぶ前に見ておきたい成分と表示のポイントを整理します。
葉酸サプリは成分表示を見て選びたい
葉酸サプリを選ぶとき、まず確認したいのが成分表示です。
パッケージや公式サイトには、1日あたりの摂取目安量、葉酸の配合量、その他の栄養素、原材料名などが記載されています。これらを見ることで、そのサプリで何をどのくらい摂れるのかを確認できます。
葉酸サプリは、どれも同じではありません。葉酸だけを配合したものもあれば、鉄、カルシウム、ビタミンB群、ビタミンDなどを一緒に配合しているものもあります。
また、1日1粒でよい商品もあれば、1日2〜4粒を目安にしている商品もあります。価格も、1袋の価格だけでなく、1日あたりいくらになるかで見ないと比較しにくい場合があります。
成分表示を見るときは、「何が入っているか」だけでなく、「1日目安量でどのくらい摂れるか」を確認するのが基本です。
まず確認したいのは葉酸の配合量
葉酸サプリで最初に見たいのは、葉酸の配合量です。
妊娠を計画している女性、妊娠の可能性がある女性、妊娠初期の女性については、通常の食事に加えて、サプリメントや強化食品から葉酸400μg/日を摂取することが望ましいとされています。
そのため、葉酸サプリを選ぶときは、1日目安量あたり葉酸がどのくらい含まれているかを確認しましょう。
ここで注意したいのは、「1粒あたり」なのか「1日目安量あたり」なのかです。
たとえば、1粒あたり葉酸200μgの商品でも、1日2粒目安であれば1日あたり400μgになります。一方で、パッケージに大きく400μgと書かれていても、それが1粒分なのか1日目安量なのかは確認が必要です。
葉酸量を見るときは、必ず「1日摂取目安量」とセットで確認しましょう。
葉酸以外の成分も確認する
妊活中や妊娠初期に意識したい栄養素は、葉酸だけではありません。
葉酸サプリには、葉酸に加えて、鉄、カルシウム、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンDなどを配合している商品もあります。
たとえば、鉄は女性にとって不足が気になりやすい栄養素です。カルシウムは、妊娠中の食事バランスを考えるうえで意識したい栄養素のひとつです。ビタミンB群は、葉酸と同じく体の代謝に関わる栄養素として配合されていることがあります。
ただし、成分が多ければよいというわけではありません。
普段の食事内容や、すでに使っているサプリ、医師から指示されている薬や栄養剤によって、必要なものは変わります。複数の成分が入っている商品ほど、ほかのサプリとの重複にも注意が必要です。
葉酸以外の成分を見るときは、「入っているから良い」ではなく、「自分にとって必要か」「ほかのサプリと重なっていないか」という視点で確認しましょう。
1日あたりの摂取目安量を見る
葉酸サプリは、商品によって飲む粒数が違います。
1日1粒の商品もあれば、1日2粒、3粒、4粒を目安にしている商品もあります。成分表示に書かれている栄養素の量は、この1日目安量をもとに記載されていることが多いです。
たとえば、1日4粒で葉酸400μgの商品であれば、4粒飲んだときに400μg摂れるという意味です。1粒だけでは、その4分の1の量になる可能性があります。
そのため、成分表示を見るときは、先に「1日何粒が目安なのか」を確認しましょう。
また、飲む粒数は続けやすさにも関わります。つわりの時期や、においに敏感な時期には、粒数や粒の大きさが負担に感じることもあります。
成分量が十分でも、毎日飲みにくいと続けるのが大変です。サプリを選ぶときは、成分量とあわせて、飲む粒数や飲みやすさも確認しておきましょう。
複数サプリとの重複に注意する
葉酸サプリを選ぶときに見落としやすいのが、ほかのサプリとの成分の重複です。
葉酸サプリのほかに、マルチビタミン、鉄サプリ、ビタミンDサプリ、美容サプリ、妊婦向けサプリなどを使っている場合、同じ栄養素が重なっていることがあります。
葉酸については、サプリメントや強化食品から摂る場合、1000μg/日を超えないよう注意が必要とされています。葉酸サプリ単体では目安量の範囲でも、複数の商品を併用すると合計量が増えることがあります。
葉酸以外の成分でも、複数サプリを組み合わせることで摂取量が増えすぎる可能性があります。特に妊娠中は、自己判断で複数のサプリを増やすより、必要に応じて医師や薬剤師に相談する方が安心です。
サプリを複数使っている場合は、それぞれの成分表示を並べて、同じ成分が重なっていないか確認しましょう。
価格だけでなく続けやすさも見る
葉酸サプリは、毎日続けることを前提に選ぶものです。そのため、価格だけでなく、続けやすさも重要です。
価格を見るときは、1袋の価格だけでなく、1日あたりの価格で見ると比較しやすくなります。たとえば、同じ価格でも、30日分の商品と60日分の商品では、1日あたりの負担が変わります。
また、粒の大きさ、におい、味、飲む粒数、購入のしやすさも確認したいポイントです。
特につわりの時期は、においや粒の大きさが気になることがあります。どれだけ成分が良く見えても、毎日飲むのがつらいと続けにくくなります。
一方で、「高い商品ほど良い」「無添加なら必ず安全」「天然由来なら安心」といった判断は避けた方がよいです。価格やイメージだけではなく、成分量、摂取目安量、続けやすさを総合的に見て選びましょう。
薬を飲んでいる場合や不安がある場合は相談する
妊活中や妊娠中は、体調や服薬状況に個人差があります。
持病がある場合、薬を飲んでいる場合、医師から栄養指導を受けている場合は、自己判断でサプリを増やす前に相談した方がよいでしょう。
厚生労働省eJIMの葉酸情報でも、葉酸サプリメントは一部の医薬品と相互作用する可能性があることが説明されています。薬を服用している場合や、どのサプリを選べばよいか不安がある場合は、医師や薬剤師に相談すると安心です。
葉酸サプリは食品ではありますが、妊娠期に関わる栄養補助として使うものです。自分の体調や生活状況に合うかどうかを確認しながら選ぶことが大切です。
まとめ
葉酸サプリを選ぶときは、葉酸の配合量だけでなく、1日あたりの摂取目安量、葉酸以外の成分、飲みやすさ、価格、ほかのサプリとの重複を確認しましょう。
妊活中・妊娠初期の女性については、通常の食事に加えて、サプリメントや強化食品から葉酸400μg/日を摂取することが望ましいとされています。そのため、葉酸量は大切な確認ポイントです。
ただし、葉酸は多く摂ればよいものではありません。複数のサプリを使っている場合は、合計量にも注意が必要です。
葉酸サプリは、成分量だけでなく、毎日続けやすいかどうかも含めて選ぶことが大切です。体調や服薬状況に不安がある場合は、医師・薬剤師・助産師などに相談しましょう。
本記事は、妊活中・妊娠中の食事や栄養に関する一般的な情報をまとめたものです。体調や持病、服薬状況、妊娠経過には個人差があります。不安がある場合は、医師・助産師・薬剤師などの専門家に相談してください。

