妊活中にサプリを選ぶときに見たいポイント

妊活・妊娠前の準備

妊活を始めると、葉酸サプリ、鉄サプリ、ビタミンD、マルチビタミンなど、さまざまなサプリが気になってくることがあります。

ただ、商品が多いほど、「どれを選べばよいのか」「何を基準に見ればよいのか」がわかりにくくなります。

妊活中のサプリ選びでは、成分の種類や配合量だけでなく、1日あたりの摂取目安量、ほかのサプリとの重複、続けやすさを確認することが大切です。

この記事では、妊活中にサプリを選ぶときに見たいポイントを、葉酸サプリを中心に整理します。

妊活中にサプリを考える人が多い理由

妊活中は、食事や生活習慣を見直すタイミングでもあります。

その中で、葉酸や鉄、ビタミン類などの栄養素が気になり、サプリを取り入れるか迷う方も多いと思います。

特に葉酸は、妊娠を計画している女性や妊娠の可能性がある女性に対して、通常の食事に加えてサプリメントなどから葉酸400μg/日を摂取することが望ましいとされています。

そのため、妊活中に葉酸サプリを検討すること自体は自然です。

ただし、サプリを飲めば妊娠しやすくなる、妊娠率が上がる、というものではありません。サプリは、食事だけでは不足が気になる栄養素を補うためのものです。

妊活中のサプリ選びでは、期待しすぎず、栄養準備の一部として冷静に考えることが大切です。

まず確認したいのは配合成分

サプリを選ぶときは、最初に配合成分を確認しましょう。

葉酸サプリであれば、葉酸がどのくらい含まれているかが基本になります。妊娠を計画している女性や妊娠の可能性がある女性については、通常の食事に加えて葉酸400μg/日を摂取することが望ましいとされています。

また、商品によっては、葉酸のほかに鉄、カルシウム、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンDなどが配合されているものもあります。

複数の栄養素が入っていると便利に見えますが、成分が多いほどよいとは限りません。すでに別のサプリを使っている場合は、成分が重複することがあります。

たとえば、葉酸サプリとマルチビタミンを併用すると、葉酸やビタミン類が重なることがあります。鉄サプリを別に使っている場合は、鉄の摂取量も確認が必要です。

サプリを選ぶときは、「入っている成分」だけでなく、「自分が1日に摂る合計量」を見るようにしましょう。

含有量と1日あたりの摂取目安量を見る

サプリの成分表示では、数字の見方も大切です。

パッケージに「葉酸400μg」と書かれていても、それが1粒あたりなのか、1日目安量あたりなのかを確認する必要があります。

たとえば、1日2粒目安で葉酸400μgの商品であれば、2粒飲んだときに400μgを摂れるという意味です。1粒だけでは、表示通りの量にならない場合があります。

成分表示を見るときは、先に「1日摂取目安量」を確認し、その量を飲んだときに各成分をどれくらい摂れるのかを見ましょう。

また、葉酸は多く摂ればよいものではありません。サプリメントや強化食品から葉酸を摂る場合は、1000μg/日を超えないよう注意が必要です。

妊活中は、複数のサプリを試したくなることもありますが、自己判断で増やしすぎないようにしましょう。

続けやすさも大切なポイント

妊活中のサプリは、毎日続けることを前提に選ぶものです。

そのため、成分だけでなく、続けやすさも重要です。

確認したいのは、粒の大きさ、におい、飲む粒数、価格、購入しやすさなどです。特に、粒が大きいものやにおいが強いものは、人によって負担になることがあります。

また、価格を見るときは、1袋の値段だけでなく、1日あたりの価格で見ると比較しやすくなります。30日分なのか、60日分なのかによって、実際の負担は変わります。

どれだけ成分が充実していても、毎日飲むのがつらい、価格的に続けにくい、購入のたびに負担を感じるという場合は、長く続けるのが難しくなります。

妊活中のサプリ選びでは、理想的な成分だけでなく、自分の生活の中で無理なく続けられるかを見ておきましょう。

「天然」「無添加」などの言葉だけで判断しない

サプリを選ぶとき、「天然由来」「無添加」「妊活向け」などの言葉に目がいくことがあります。

こうした表示は商品の特徴を知るうえで参考になることもありますが、それだけで安全性や自分に合うかどうかが決まるわけではありません。

天然由来だから必ず安全、無添加だから必ず安心、高い商品だから良い、という判断は避けた方がよいです。

大切なのは、実際に何がどのくらい入っているかを確認することです。

成分表示、1日摂取目安量、原材料、注意事項を確認し、自分が使っている他のサプリや薬と重ならないかを見ておきましょう。

妊活中や妊娠の可能性がある時期は、体調や服薬状況にも個人差があります。不安がある場合は、自己判断で選ばず、医師や薬剤師に相談すると安心です。

サプリは食事の代わりではない

妊活中にサプリを取り入れる場合でも、食事を整えることは基本です。

サプリは、食事だけで不足が気になる栄養素を補うためのものです。サプリを飲んでいるからといって、食事が偏っていてよいわけではありません。

まずは、主食、主菜、副菜をそろえることを意識し、野菜、たんぱく質、豆類、乳製品、果物などを日々の食事に取り入れましょう。

そのうえで、葉酸のように妊娠前から付加的な摂取が望ましいとされる栄養素について、サプリを活用するという考え方が自然です。

食事とサプリは、どちらか一方を選ぶものではありません。食事を土台にして、足りない部分を補助するものとしてサプリを使うと考えると、無理なく取り入れやすくなります。

薬を飲んでいる場合は相談する

サプリは食品に分類されるものですが、薬を飲んでいる場合には注意が必要です。

厚生労働省eJIMの葉酸情報では、葉酸サプリメントが一部の医薬品と相互作用する可能性について説明されています。

持病がある方、薬を服用している方、通院中の方は、サプリを始める前に医師や薬剤師に確認すると安心です。

また、妊娠の可能性がある時期に体調の変化がある場合や、どのサプリを選べばよいか判断できない場合も、専門家に相談しましょう。

サプリ選びで大切なのは、流行や口コミだけで決めることではありません。自分の体調、食生活、服薬状況に合うかどうかを確認することです。

まとめ

妊活中にサプリを選ぶときは、配合成分、含有量、1日あたりの摂取目安量、ほかのサプリとの重複、続けやすさを確認することが大切です。

葉酸については、妊娠を計画している女性や妊娠の可能性がある女性に対して、通常の食事に加えてサプリメントなどから葉酸400μg/日を摂取することが望ましいとされています。

ただし、サプリは妊娠しやすくするものではなく、食事だけでは不足が気になる栄養素を補うためのものです。

成分が多い商品、高い商品、天然や無添加を強調した商品が、必ず自分に合うとは限りません。成分表示を確認し、食事を基本にしながら、無理なく続けられるものを選びましょう。

持病がある場合、薬を飲んでいる場合、複数のサプリを使っている場合は、医師・薬剤師・助産師などに相談すると安心です。

本記事は、妊活中・妊娠中の食事や栄養に関する一般的な情報をまとめたものです。体調や持病、服薬状況、妊娠経過には個人差があります。不安がある場合は、医師・助産師・薬剤師などの専門家に相談してください。

参考情報

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