妊娠初期は、体調の変化が大きく、これまでと同じように動けない日が出てくることがあります。
眠気やだるさ、つわり、においへの敏感さ、気分の変化などがあり、家事や仕事をいつも通りにこなすのがつらく感じる方もいると思います。
妊娠初期は、無理をしすぎないことも大切です。生活を大きく変える必要はありませんが、体調に合わせて予定や家事、仕事の負担を調整していくと、日々の不安や疲れを減らしやすくなります。
この記事では、妊娠初期に無理しすぎないための生活の整え方をまとめます。
妊娠初期は無理をしすぎないことも大切
妊娠初期は、見た目には大きな変化がなくても、体の中では大きな変化が起こっています。
そのため、周囲からは普段通りに見えても、自分の中では眠気やだるさ、吐き気、疲れやすさを感じることがあります。
妊娠初期に大切なのは、これまでと同じペースを無理に続けようとしないことです。
家事や仕事、予定をすべて完璧にこなそうとすると、体にも気持ちにも負担がかかりやすくなります。
まずは、「今は体調が変わりやすい時期」と考え、できることと休むことのバランスを見直していきましょう。
眠気やだるさがあるときは休息を優先する
妊娠初期は、眠気やだるさを感じる方が少なくありません。
夜しっかり寝たはずなのに日中も眠い、仕事中に集中しづらい、家事を始めてもすぐ疲れるといったことがあります。
このような時期は、気合いで乗り切ろうとするよりも、休める時間を作ることを優先しましょう。
昼間に短時間横になる、家事の合間に座る時間を作る、休日に予定を詰め込みすぎないなど、小さな休息を増やすことが大切です。
眠気やだるさがあるからといって、自分を責める必要はありません。妊娠初期は、体が変化している時期です。体調に合わせて休むことも、妊娠期の大切な過ごし方です。
家事を完璧にしようとしない
妊娠初期は、家事の負担も見直したい時期です。
つわりがあると、料理のにおいがつらくなったり、立ちっぱなしで作業するのが負担になったりします。掃除や洗濯も、体調が悪い日は思うように進まないことがあります。
この時期は、家事を完璧にしようとしないことが大切です。
料理がつらい日は、総菜、冷凍食品、宅配、レトルト、外食を使っても構いません。掃除も毎日きっちりやるのではなく、最低限にする日があってよいです。
家族やパートナーに頼めることは、早めに共有しましょう。何がつらいのか、どの家事を代わってほしいのかを具体的に伝えると、協力してもらいやすくなります。
食事やサプリも完璧を目指しすぎない
妊娠初期は、食事や栄養についても不安になりやすい時期です。
葉酸を摂らなければ、栄養バランスを整えなければと思っても、つわりで食べられない日があるかもしれません。
そのような時期は、まず水分をとり、食べられるものを少しずつ摂ることを優先しましょう。
妊娠初期は葉酸を意識したい時期ですが、サプリが飲みにくい日もあります。飲む時間を変える、食後に飲む、体調が落ち着いているタイミングに飲むなど、自分に合う方法を探してみましょう。
ただし、飲み忘れた分をまとめて多く飲むことは避けましょう。サプリの摂取目安量を確認し、不安がある場合は医師や薬剤師に相談してください。
予定を詰め込みすぎない
妊娠初期は、予定の入れ方も少し見直しておくと安心です。
妊娠前と同じ感覚で予定を詰めると、当日になって体調が悪くなったときに無理をしやすくなります。
外出や用事は、できるだけ余裕を持たせましょう。移動時間を長めに取る、休憩できる場所を確認しておく、長時間立ちっぱなしになる予定を避けるなど、少しの工夫で負担を減らせます。
友人との予定や家族行事も、体調によっては変更できるようにしておくと気持ちが楽になります。
妊娠初期は、無理にいつも通りを続けるより、体調に合わせて調整しやすい生活にしておくことが大切です。
仕事の負担が大きいときは早めに相談する
仕事をしている方は、妊娠初期の体調変化と仕事の両立に悩むことがあります。
つわり、眠気、通勤の負担、におい、立ち仕事、長時間労働などがつらく感じることもあります。
厚生労働省の母性健康管理に関する情報では、妊娠中または出産後の女性労働者が健康診査等で医師等から指導を受けた場合、事業主に申し出ることで、勤務時間の短縮や作業の制限、休業など、医師等の指導に基づく措置を受けられるとされています。
また、母性健康管理指導事項連絡カードを使って、医師等の指導内容を職場へ伝える方法もあります。
仕事がつらい場合は、まず主治医に相談し、必要に応じて職場に伝えることを考えましょう。一人で抱え込みすぎないことが大切です。
相談先を持っておく
妊娠初期は、不安や疑問が出やすい時期です。
体調の変化、つわり、食事、仕事、生活のことなど、気になることがある場合は、相談先を持っておきましょう。
妊婦健診を受けている医療機関、産婦人科の医師、助産師、地域の保健師などに相談できます。
こども家庭庁の妊娠・出産情報では、妊娠中の心配ごとは、地域の保健師・助産師などによる妊婦の健康相談窓口や、病院によって設けられている助産師外来で相談できることが案内されています。
不安があるときに相談できる場所を知っておくと、一人で抱え込みにくくなります。
まとめ
妊娠初期は、体調の変化が大きく、これまで通りに動けない日が出てくることがあります。
眠気やだるさ、つわりがあるときは、無理をしすぎず、休息を優先しましょう。
家事や食事、仕事を完璧にこなそうとせず、必要に応じて家族や職場に相談することも大切です。
妊娠初期は、生活のペースを少し落とし、体調に合わせて調整していく時期です。不安がある場合は、医師・助産師・薬剤師などに相談しながら、自分に合った過ごし方を整えていきましょう。
本記事は、妊活中・妊娠中の生活や体調管理に関する一般的な情報をまとめたものです。体調や持病、服薬状況、妊娠経過には個人差があります。不安がある場合は、医師・助産師・薬剤師などの専門家に相談してください。

